本日は鳥取県米子市を中心に開催された第31回全日本トライアスロン皆生大会に参加してきました。自分にとっての初のロングトライアスロンをこの日本トライアスロン発祥の地で迎えることになりました。 このブログで書くレースレポートはだいたい結果から書いていますが、今回は最後に。裁判でいうと主文後回しというやつですな。ということは極刑? 朝は4時起床で準備を開始。旅館の方も心得ていて4時半に朝食が用意されてまずは腹ごしらえ。おそらく大量にエネルギーを消費するだろうし、ということで自分は基本的におかわりをしないのですが、今日ばかりは茶碗3膳。 そして5時半過ぎに旅館を出発し、バイクセッティング、最終受付を済ましていざスイム会場へ。 スタート時間の7時に近づくにつれ、だんだん心地よい緊張感と高揚感が高まり、スタート5分前の 最近出場するレースはウェーブスタート、もしくは総参加者が多くない(200名以下)中での一斉スタートしか経験していなかったので、800名を超える一斉スタートでのバトルは壮絶。でも、一旦流れに乗ればスイムのドラフティング状態を作りやすくあまり力を込めないで泳ぐことができました。それを証拠にな、なんと! スイム記録:00:58:07(177位) 近年、ショートで1500m30分を切ることが無かったのに、3000mを1時間切り!ま、潮の流れとかにも助けられた部分もあるのでしょうけど・・・。 そしてバイク、ここのバイクはアップダウンが激しく特に前半の200mを3キロで駆け上る大山観光道路があるので特に抑えめに登ってなんなくクリアし、今日は調子がいいぞ!と思って下りでグイグイ攻めて、観戦バスツアーに参加しているカミサンが待つ植田正治写真美術館前ではこんなポーズを取る余裕が・・・、 が、その余裕もここまで。このあと1キロも満たないところから始まった上り坂を登った瞬間にレースレポートでよく書くいつもの擬音が・・・、 ピキーーーーーーン! いや、今回はズーーーーーーン!だろうか?左足の前腿が肉離れに近いような形で痙攣を起こしました。 こうなるともうペダルを1回も回せない。残された選択肢は足を止めてバイクから降りることだけです。しかし、足が上げられず降りることすら許されない。その足の張り、痛みが治まるまでなんとか休んでGO!そして、しばらくすると同じ状態に。 本当に完走ができるのだろうか?というよりリタイアした方がいいのかも?と思いました。でも、この大会に最初に出ようと思ったときからこの地に立つまで、本当にいろいろな人からの支援や協力を頂いて、ここで無駄してはならないではないか。ダメでも収容車に収容されるまではどんなに遅くまで前に進もう、と。 そう思い、再び足に痙攣が起きたときは自分が休憩を取る時間帯だと割り切って、休んでは漕ぎを繰り返し再び日野川沿いの道路に出たときに「少なくともランには行ける!」と一安心。強めの風に抗いながらなんとか145kmを走りきることができました。そして、そのタイムは・・・、 バイク記録:06:16:44(518位) この時点でのスプリットは483位。少なくとも300名以上の選手が自分を抜き去った計算になります。ちなみにフィニッシュした時のサイコンのタイムは約5時間半。エイドステーションでの普通の休憩も含まれますが、45分は何らかの理由で停止⇒痙攣の沈静化の為の停止ということなのでしょう。最初は6時間以内を見込んでいたけど・・・。 そして最終種目のラン。距離はもちろん42.195キロ、フルマラソンの距離です。が、バイクで痛めた足がランに入った時点でゼロクリアになるわけがありません。制限時間までに間に合うだろうか計算しながら走ったり、歩いたりの繰り返し・・・。ここまで来ると気力とか精神力はとっくに尽きて、あとはろうそくの芯だけの状態で、スタートした選手はゴールへ帰るものだという帰巣本能だけでのみ進んでいる感じでした。 そして当初は暗くなる前に・・・なんてささやかの目標を立てていたのですが、すっかり日が落ちてナイター設備が煌々と輝いているどらドラパーク東山陸上競技場(フィニッシュ地点)に・・・。 ラン記録:06:20:27(564位) ということで・・・、 総合記録:13:35:18(510位) なんとか完走することができました。 初めてのロング、タイムも成績もそして身体もどれもこれもボロボロでしたが、今日は完走できたことだけで満足です。今日はその事のみを悦び、余韻に浸りながら眠りたいです。 ・・・明日、無事に起きれるかな? |
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